民主党大会、最終日のメインイベントは、ヒラリー・クリントンの大統領候補指名受諾演説でした。その模様は(↓)。
この日は他に、パキスタン系アメリカ人、キズル・カーン夫妻(↓)のスピーチがあり、これが今にいたっても侃々諤々の議論を呼んでいます。カーン夫妻はイスラム教徒。子息のフユマンは元陸軍大尉で、イラクにて戦死しました。
夫妻は、どんな民族でも、アメリカ国民として国家に尽くすことはできると主張。その上で、イスラム教徒の入国禁止を訴えるドナルド・トランプ共和党大統領候補に、「アメリカ憲法を読んだことがあるのか?」と問いかけました。
これに対し、早速トランプが、「ヒラリーのスピーチ・ライターが原稿を書いたのか?」と難癖。相手が政治家ならともかく、一般人、しかも兵士の遺族を中傷したために、トランプに批判が集まっているのです。
それはともかくーー。
最終日は、歌手のケイティ・ペリーも歌を披露。ペリーは、熱心なヒラリー支持者。アメリカの芸能人は、政治的な立ち位置を明らかにする人が多いですね。登壇はしなかったけれど、会場にはスーザン・サランドンも来ていました。サランドンは、バーニー・サンダース支持者です。あ、都知事選でも、森進一が鳥越俊太郎候補を応援してたか(笑/否・笑っちゃいけない)。
党大会2日目に登場した女優のメリル・ストリープ。大丈夫?ってくらい興奮して、ヒラリーの大統領候補指名を祝福。「女性初」ってところが喜びの主因のようでした。
同じく女優のシガニー・ウィーバーは、自らが関わった地球温暖化に関する映像を紹介。環境問題については、共和党より民主党の方が積極的に取り組んでいます。
こんな風にして、4日間の民主党大会は終了。いよいよトランプvsヒラリーの一騎打ちに突入です。