ロサンゼルスは真夜中です。先ほど、TVがヒラリー・クリントンのニューヨーク到着を伝えていました(↓)。
ヒラリーさん、夕方にはフィラデルフィアで最終演説。ド派手でしたね。夫や娘、オバマ大統領夫妻をはじめ、ブルース・スプリングスティーンやジョン・ボン・ジョヴィ他が登壇してました(↓)。
一方、ドナルド・トランプは、副大統領候補のペンスと2人切り。だって、共和党がみんなそっぽを向いちゃったんだもん。
でも、トランプさんはあいかわらず血気盛ん、とっても元気でした(↑)。
で、明日、いやもう今日の選挙結果はどうなるか? 私の考えは、数時間前に記した通りです(↓)。どっかな、当たるかな?
それにしても、ここにきてのFBIのドタバタはなんだったんでしょうね? ヒラリーの私用メール問題をめぐって、10月28日に再捜査開始を発表したかと思ったら、今月6日になって「問題なし、捜査終了」だって。だったら、最初から黙ってればと言いたくもなりますし、トランプの「8日間で65万ものメールを調べることはできない」という批判もうなずけるというものです。
この一連のドタバタですが、誰もちゃんと分析していないのが現状です。てか、少なくとも私の納得がいく解説は聞いていません。日本ですと、佐藤優氏が「ヒラリーが権力をゲットする前に、FBIが調べるだけ調べようとした。ヒラリーとFBIの権力闘争だ」というようなことを語っていました(捜査終了前)。また、手嶋龍一氏は、「ヒラリーのEメールなんてたいした問題じゃない」。そっかな? 私はたいした問題だと思いますけれど。他に、「FBI長官が共和党系なので、共和党が圧力をかけて調査を再開させた」なんて説もありましたね。これもそっかな? だって、共和党はトップの下院議長がトランプ大嫌いで、全然一丸になってないよ。
報道の中で「そっかも」と思ったのは、「FBIが再捜査を開始したのは、仮にヒラリーが大統領になった場合、その後に重大事が発覚したら、FBIが責められるので透明性を第一に考えた。苦渋の決断だったが、状況としてそうせざるを得なかった」というもの。今回は、はからずもエロおやじの破廉恥疑惑からヒラリーのEメール問題が再浮上したわけですが、「出てきちゃったもんは、しょーがねえ、調べるか」なる展開です。ドラマチックではないけれど、歴史って案外こういうもののような気がします。
これプラス、「再開してみたものの、オバマ大統領方面とビル夫(ビル・クリントン元大統領)方面から圧力がかかり、FBIが屈した」という説を、私はとりあえず採っています。オバマさんは、トランプの猛烈な追い上げを受けて「異例のFBI非難」をしたし、ビル夫は7月、FBIが、ヒラリーのEメール問題を打ち切る直前に司法長官と会っていますからね。ちなみに、これは近所の井戸端会議で出てきた説です。
まあ、いずれにしてもしっくりしません。とかとか言いつつ、こんな夜中までTVを見てる私って。私が、米大統領選を追いかけるのは今回が初めてなんですが、昨日の夕方から今夜の感じって、大晦日の日本ととってもかぶります。紅白見ながらブツブツ言って、でも翌日を待ち焦がれてんの。
さあ、寝よう。起きたら何が起きているかな?