私にもわかる(かな)アメリカ大統領選#2016

アメリカ新大統領の誕生は2016年11月8日。在ロサンゼルスのノンポリが、渡米16年目にして初めて大統領選を追っかけます。大統領選、私にもわかるかしら?


出たな、ペイリン。トランプと♫〈アイオワの恋の物語〉

 朝刊を見た時、「サタデーナイトライブ」の番組欄かと思いました。トランプペイリンのツーショット。出たな〜、妖怪ペイリン。アラスカで寝ていたと思ったら、どっこい満を持して登場です。だいぶ太ったな。

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 この写真(”LA Times”, today)を見ていたら、カラオケデュエットの定番『銀座の恋の物語』のフレーズが脳内でこだましました。あと、島倉千代子の♫『本気かしら』も。

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  2月1日に行われる初戦アイオワ州の世論調査で、テッド・クルーズに抜かれたトランプ。そうはさせじと、昨日、同州エイムズにサラ・ペイリン元アラスカ知事&元副大統領候補を呼び寄せ応援演説させた次第です。トランプは保守派ですが、中絶と同性愛は認めています。保守層の厚いアイオワ州で、クルーズトランプのその部分を突いて引き離しを狙っています。一方、ペイリンはいまだに、保守派の草の根運動組織「ティパーティ」や、福音派キリスト教徒の心をがっつりつかんでいます。これ、すなわちクルーズの票田。

 「ISISをぶっ倒し、我が軍を的確に動かす最高司令官を迎える準備は出来た?」と、ペイリン。「ぶっ倒す」に彼女は、「kick ISIS’ ass」という決して品が良いとはいえない表現を用いました。トランプはトランプで、「ペイリン大好き。彼女は、驚嘆すべきスペシャルな人物」と持ち上げました。〈ティパーティの女王〉と〈キング・トランプ〉のデュエット。これで、クルーズ票をがっぽり? やれやれ。