私にもわかる(かな)アメリカ大統領選#2016

アメリカ新大統領の誕生は2016年11月8日。在ロサンゼルスのノンポリが、渡米16年目にして初めて大統領選を追っかけます。大統領選、私にもわかるかしら?


ドナルド・トランプ、2カ月で2度の参謀長替えと「後悔の念」

ドナルド・トランプが後悔の念!」との報道が飛び交っています。そら、誰だって「後悔」することはあるんですが、トランプが「後悔」を口にすると大ニュースになっちゃうんですね。氏が何を「後悔」しているかというと、「これまでの扇動的言動」。この背景には、やはり支持率の低下や、自身が属する共和党内部から「トランプ不支持者」が続出している痛手があると思われます。

 その上、トランプはここにきて、6月に続き選挙参謀長の交代に踏み切りました。2カ月間に大事な参謀長を2度も、しかもこの時期に、です。トランプさん、自身が出演していたTV番組のごとく、「You're Fired!(お前は首だ!)」と叫んだのかどうか。

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 今回辞任した参謀長は、ポール・マナフォート(67)。フォード、レーガン、ブッシュ各大統領(すべて共和党)の選挙アドバイザーや、ウクライナのヴィクトール・ヤヌコヴィッチ前大統領のコンサルタントを務めた大物です。実は、このマナフォート、先週、「ウクライナのロビー活動をする見返りに報酬を得ていた」との疑惑が持ち上がりました。アメリカで、アメリカ人が他国のロビー活動をするのはOKですが、その際、その国の機関であることを正式に登録しなければなりません。しかし、マナフォートは未登録でした。

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 一方、ヤヌコヴィッチ前大統領は親露派です。すると、アメリカ大統領選の中枢部にロシアの手が入り込んでいることになりはしないか? 元々トランプはプーチン大好きですから、疑惑が疑惑を呼んで国賊と解釈された日には大統領選どころではありません。それで、参謀長交代&後悔の念発言と相成ったようです。

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 トランプが新たに参謀長に迎えたのは、極右のオンライン・ニュース・サイト、『ブライバート・ニュース』のステファン・バノン。バノンは、ベストセラー『クリントン・キャッシュ』を原作にした同名映画のプロデューサーで、脚本も共同執筆しています。ただし、この人、過去に選挙に関わったことはなく手腕は未知。トランプが、まさかこの人まで「You're Fired!」することはないと思いますが。

 五輪も終わり大統領選もいよいよ終盤戦。私もそろそろ『クリントン・キャッシュ』(ヒラリー&ビル・クリントンの黒い金脈を暴露)を見るとしよう


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