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私にもわかる(かな)アメリカ大統領選#2016

アメリカ新大統領の誕生は2016年11月8日。在ロサンゼルスのノンポリが、渡米16年目にして初めて大統領選を追っかけます。大統領選、私にもわかるかしら?


トランプ直近の3つの舌禍事件

 今日からリオ五輪ですね。今、ロサンゼルスのテレビでも開幕式の模様を伝えています。みんな、アメリカ大統領選どころじゃないのかしら? でも、大統領選が中断するわけもなくーー。共和党閉会後に支持率を急進させたドナルド・トランプ共和党大統領候補が、ここにきてガクンと支持率を下げています。各種世論調査の平均(7月29日〜8月4日)は、ヒラリー・クリントントランプ=47.3:40.5。その背景には、3つの舌禍事件がありました。

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*出来事①

「ウィキリークス」が、民主党の内部Eメールを暴露。民主党全国委員長の デビー・ワッサーマンシュルツ党指導部が、大統領候補指名争い時にヒラリー側に加担、バーニー・サンダース上院議員に不利になる作戦を企てていたことが判明しました。民主党の内部Eメールをハックしたのは、ロシアと目されています。

*トランプの反応①

「国務長官時代のヒラリーのEメール問題。彼女が削除したという32,000通強のEメールも、ロシアにハックしてもらいたい」と発言。

*火消し①

 マイク・ペンス副大統領候補とポール・ライアン下院議長(ともに共和党)が、「ロシアもプーチンも、米国内の選挙には介入しないように」と警告。でも、本来2人が警告すべき相手はトランプなのでは? 

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*出来事②

 民主党大会で、パキスタン系アメリカ人のギズル・カーン夫妻がスピーチ。夫妻はイスラム教徒で、陸軍大尉だった子息が、イラクで英雄的な戦死を遂げています。夫妻は、「どんな民族でも、アメリカ国民として国家に尽くすことができる」。イスラム教徒の入国禁止を訴えるトランプは、「アメリカ憲法を読んだことがあるのか?」と問いかけました。

*トランプの反応②

ヒラリーのスピーチ・ライターが原稿を書いたのか?」と、夫妻を中傷。

*火消し②

 政治家が相手ならともかく、一般人、しかも米兵の遺族への中傷は致命的です。呆れて物も言えない、けど、何か言わなきゃしようがない。ということで、共和党幹部が次々に発言しました。

ジョン・マケイン上院議員「トランプは大統領候補に指名されたが、敬うべき人々の名誉を毀損しても指名を受け続けられると約束されたわけではない。」

ミッチ・マコーネル上院院内総務「宗教によって入国を禁止するのは、明らかに憲法に反する」

ポール・ライアン下院議長(↓)「イスラム教徒のアメリカ人は、これまでも国に貢献し尊い犠牲を払ってきた。夫妻には敬意を払ってしかるべき」。

 要するに、誰もトランプを擁護していないのです。「トランプ共和党を代表しているわけではない」という論旨の火消しです。でも、その「代表しているわけでない人」が、共和党の大統領候補なんですけど。

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*出来事③

 FOXニュースのCEO、ロジャー・アイルズが、女性キャスターにセクハラを訴えられ辞任。

*トランプの反応③

「キャスターは、別の仕事か会社を見つけるべきだった」と発言。セクハラに理解がないことが白日のもとに。

*火消し③

 息子のエリックが、TV番組で、「姉のイヴァンカがセクハラを受けたらどう思う?」と尋ねられ、「姉は強いのでセクハラは許さない」と返答。あたかも女性キャスターに問題があると言わんばかりの発言で、まったく火消しにならず、炎上。 

 さらに、トランプはいまだに納税記録を公開していません。ここまで出さないということは、何かあると考えた方が自然でしょうね。

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 話題は少々変わりますが、トランプの娘、イヴァンカは、共和党大会でスピーチしましたが、その後早速自身のツイッターで、「この日のファンションはこちらで購入!」と書き込み。クリックするとデパート、Macy'sのHPにリンクするシステムになっていました。158ドル(税込で2万円弱)のこの服(↑)、即完売したそうです。キックバッグがあるんでしょうね。トランプ一家、凄い商魂。

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 ついでに書くと、トランプ妻、メラニアの共和党大会演説時の服は、2,200ドル(税込で約25万円)だったとか。

 こうなってくると、大統領はやはりヒラリーで落ち着くんでしょうね。しかし、幾度もの舌禍事件を乗り越えてここまできたトランプですから、今後の逆転劇も充分に考えられるわけで〜。