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私にもわかる(かな)アメリカ大統領選#2016

アメリカ新大統領の誕生は2016年11月8日。在ロサンゼルスのノンポリが、渡米16年目にして初めて大統領選を追っかけます。大統領選、私にもわかるかしら?


粘るサンダース、伸び悩むヒラリー。余裕綽々はトランプ

【民主党】

 またやってくれましたね、バーニー・サンダース! 米時間5月17日の昨日、オレゴン州の予備選で勝利、ケンタッキー州ではヒラリー・クリントンとタイに持ち込みました。

 

【昨日の2人の結果】

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 これでサンダースは20州(地区)で勝利、1州でタイです。一方、ヒラリー26州(地区)で勝利、1州でタイ。ヒラリーが、民主党から大統領候補に指名されるのはまず間違いないでしょうが、そうなったとしてもそれなりに「弱い候補」と言えそうです。

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 オレゴン州は、TVコメディ『ポートランディア』でもわかるように大変リベラルな州です。『ポートランディア』は、同州最大の都市、ポートランドのリベラルすぎる側面を笑いにした番組。そんな州ですから、政治的にはサンダースに有利です。ただし、オレゴン州の民主党予備選は、事前に党登録しないと投票できないシステム。だから、無党派層に支持者の多いサンダースには不利と伝えられていました。実際、これまでサンダースは、こうしたシステムがある州(地区)では全敗しています。というわけで、ここでの勝利はとても意味があるのです。

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 もっと意義深いのは、ケンタッキー州をタイに持ち込んだことでしょう。ヒラリーは、これまで南部諸州で勝利を積み重ねてきました。黒人人口の多い南部は、マイノリティーから支持のあついヒラリーが強い土地柄のはずなのです。何が起きたのかな?

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 ヒラリーは、得意なはずのウエスト・バージニア州(5月10日予備選)も落としています。その理由としては、3月にオハイオ州で「地球温暖化をかんがみ、今後は再生エネルギーに力を注ぐ。石炭産業は撤退させる」なる内容の演説をしたことがあげられます。ウエスト・バージニア州があるアパラチア地方では、この10年で石炭の産出量が45%も落ち、2011年以降、鉱山関連の仕事が1/3に減少しているといいます。凄まじい数字。失業者がごまんといるのです。それで、ウエスト・バージニアの人々はヒラリーに失望したのようなのです。そもそもヒラリーはエリートですからね。マイノリティーのことを本当に考えているのか? その辺りの懸念が、ケンタッキーの結果に反映したのかもしれません。

【共和党】

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 昨日の共和党はオレゴン州で予備選。もちろんドナルド・トランプがトップ(一部、撤退したテッド・クルーズにも票が流れました)。

 混乱=共和党がこれまでの流れでしたが、たった一人の候補としてサバイバルしたトランプが、党中枢部と話し合いを開始。共和党には他にタマがないので、いずれトランプ支持に収束していくでしょう。反対に、選挙戦から撤退する気がまったくないサンダースに、今後は次第に民主党が混乱していくような気がします。

 

【今後の日程】 

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