毎日、いつになく新聞を真面目に読んでいます。そしたら、大統領選、けっこうわかるようになってきました。やればできるもんだ。気をよくしたついでに、今回から吹き出しを一部、手書きから活字にアップグレードしてみました。いかがでしょう。
さて先週の話題は、トランプとブッシュ(ともに共和党)が新刊本を出したことでしょうか。
11月3日に発売したトランプ本。今日現在amazon.comで32位&1週間も経ってないのにレビューが116。瞬間風速でベスト1にも。Amazonといっても、co.jpじゃなくてcomだから分母が違います。こうして、この人は〈より〉金持ちになるのね。私はトランプになりたい。
一方のブッシュ弟の本は、こっち↓。
トランプより早い10月30日発売で、なんと36,571位。レビューも8とまったく見劣りします。それにしても、なんで夫婦で表紙かね。アメリカ人ってホントこういうの好きだな。
で、このところすっかり影が薄くなったブッシュは、「Jeb Can Fix It」なる新スローガンを発表(Jebはファーストネーム)し、巻き返しをはかりました。が、これも、Fix=「是正する」という言葉自体が暗いと、評判は芳しくありません。
ところで、ちょっと過去のスローガンを調べてみました。
すると、思い出しました、7年前のオバマ=「Yes, We Can!」。前向き&明るいですね。でも、これよりもっと明るかったのが、レーガン元大統領の「It’s morning again in America.」。国民が、自分もハリウッド・セレブになれると錯覚できちゃうステキなコピー。
さすが元ハリウッド俳優。レーガン、いい男だったね。
で、いい男といえば、先の共和党討論会で左端にいた候補者が気になり、調べてみたところーー、
ランド・ポールっていうんだそうです。元眼科医。おとうさんも共和党議員で、大統領選にも数度挑戦。保守派、ティーパーティの支持大とのことです。
「ティーパーティ界のプリンス」といえば、同じ共和党候補者のマルコ・ルビオがいます。ふたりの違いはなんなんでしょうね? うーん、また宿題ができてしまった。
ランド・ポールのHPより。奥さんも大変な美人だね。ポールのスローガンは、「Unleash the American Dream.」(意訳=アメリカン・ドリームでどーんといこう)。
さて、話をトランプに戻します。
トランプは昨夜、各団体からの抗議にもめげず(懲りず)、人気テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演しました。が、トランプ、全然ハジけてなかった。
ノリ切れてないトランプ。いくつかのコントを演じたのですが、この人は、もしかしたら台詞を“与えられる”こと自体がダメなのかもしれません。自分が主導権を取らないと。それでも、視聴率は同番組の今年度ベストだったとか。やっぱり注目度はダントツなんですね。
ところが、NBCとウォール・ストリート・ジャーナルが、↓こんな世論調査を発表しました。
右の黄色線がトランプ。下降線です。反対に、カーソン(赤線)は上昇気流です。そして、カーソン並みの上昇線を描いているのが、民主党のヒラリー・クリントン。ぐーっとかま首を持ち上げてきました。
というわけで、次回は民主党の大統領候補についてまとめたいと思います。民主党の第2回討論会は、今度の土曜日11月14日(日本時間13日)。共和党の第4回討論会はあさって火曜日11月10日(日本時間9日)。あー、忙しい!