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私にもわかる(かな)アメリカ大統領選#2016

アメリカ新大統領の誕生は2016年11月8日。在ロサンゼルスのノンポリが、渡米16年目にして初めて大統領選を追っかけます。大統領選、私にもわかるかしら?


「スーパー・チューズデー 3/15」 速報①:共和党にとってなぜ今日が〈天王山〉なのか?

 今日は3度目の「スーパー・チューズデー」。3月1日のスーパー・チューズデーに続いて、大統領候補者、とりわけ共和党にとっては〈天王山〉ともいえる予備選集中日です。なぜ、天下分け目かの理由を書く前に、先週の結果を見てみましょう。

 あっ! 今、「ウォールストリート・ジャーナル」が、「米領北マリアナ諸島で、共和党はドナルド・トランプがトップ。9代議員を獲得する模様」と伝えました。あいかわらず強いねえ、トランプ

 えー、話を戻して先週の結果です。

【共和党/先週3月12日の結果】*カッコ内は獲得代議員数

  • 首都ワシントンDCマルコ・ルビオ(10)、ジョン・ケーシック(9)
  • ワイオミング州テッド・クルーズ(9)、ドナルド・トランプ(1)、マルコ・ルビオ(1)

 ワシントンDCで、トランプクルーズもゼロというのは珍しいですね。首都ならではの現象かしら。なお、ワイオミング州の党員集会では先週に半分の、4月に残りの半分の代議員配分を決めるそうです。州によってシステムが異なるのは、連邦制ならではですね。

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  で、各候補の現在までの獲得代議員数は以下。

  • 第1位 ドナルド・トランプ/469
  • 第2位 テッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)/370
  • 第3位 マルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州選出)/163
  • 第4位 ジョン・ケーシック(オハイオ州知事)/63

  党から指名されるために必要な数=1,237ですから、トランプが4割近くゲットしている状況です。

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 投票所の準備状況を伝えるCNN。朝から選挙一色。報道機関にとっては稼ぎ日だもの、気合いが入っています。

 

【なぜ、今日が共和党にとって天王山なのか?】

 今日、共和党は、イリノイミズーリオハイオノースカロライナフロリダの全5州で予備選を行います。この内、フロリダ州マルコ・ルビオの、オハイオ州ジョン・ケーシックの地元。しかも、フロリダ州の代議員数は99、オハイオ州のそれは66と大票田で、さらに両州では〈トップ総取り〉制を採用しています。

 つまり、下位に低迷する2人にとっては絶好のチャンスであり、逆に地元で負ければ撤退するしかない、崖っぷちギリギリの戦なのです。こういう状況を、英語では「do-or-die」と表現するようで、この言葉があちこちの新聞の見出しを飾っています。ルビオケーシックも地元で勝利をつかみ、〈反トランプ〉を掲げる党主流派、支配層の票を〈自分にがっぽり〉を狙っています。なんせ、党は〈反トランプ〉と言ったきり、候補者をまだ一本化していませんから。

 最下位ながらこのところ上げ潮なのが、ケーシックです。この人は早い段階で「ニューヨーク・タイムズ」紙から支持を得ていますが、最近、シュワルツネッガー前カリフォルニア州知事も支持表明、オハイオ州で応援演説をしました。また、支持を表明してはいないものの、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事もやはりオハイオ州で応援演説を行いました。これらの効果か、最新のオハイオ州世論調査では、ケーシックが僅差でトランプに勝っています。

 一方、フロリダルビオ君は地元でも苦戦中。今朝の「USA Today」によれば、トランプ支持が44%に対し、ルビオは27%と大差をつけられています。

 そして、トランプはといえばーー両州で勝ち、一気に代議員数を165オンして王手をかけたいところ。

 今夜の結果次第では、オセロの色がガラリと変わるかもなスーパー・チューズデー。共和党にとっては、まさしく〈天王山〉です。面白いですね。本日、私は仕事を早めに切り上げました。速報②もお楽しみに。