テレビでワールドシリーズを眺めつつ（メッツ、今夜は勝つと思ったんですけどね）、1週間の新聞をまとめ読みしました。先週の話題は、なんといっても共和党大統領候補討論会。これで3回目だそうです。私、ノンポリだし、政治報道って英語もややこしいしってことで、渡米から16年間、実のところ大統領選は基本スルーしてきました。でも、選挙ってお祭りじゃん。やっぱ楽しまなきゃと、今年は気合いを入れて追っかけようと思います。
まずは、コロラド大学（コロラド州ボールダー）で行われた第3回共和党大統領候補討論会の様子。
見出しにGOPとあって、何これ？と思ったら、Grand Old Party＝共和党の別名なんだそうです。そんなことも知らなかったよぉ‥‥。あ、そだ、ついでに書くと、共和党の基本姿勢は、１）小さな政府（政府をアテにしないで自力で生きよう）、２）軍事強化（強いアメリカ）、３）宗教の自由（キリスト教大好き）ってところだと思います。候補者は全部で10人。ずいぶんたくさんいますね。大混戦。で、風刺画も↓こんな感じに。
この中には大本命といわれる（た？）ブッシュ弟（ジョブ・ブッシュ／元フロリダ州知事）や不動産王のトランプがいます。<div style="text-align:right;">from Los Angels Times 10/30</div>
他にーー、
この人は、カーリー・フィオリーナ。ヒューレッド・パッカードの元CEO兼会長です。昨日開催された共和党アイオワ州ハロウィーン大会では、「みなさ〜ん、私が、ヒラリー・クリントンを討論でやり込める様子を早く見たいでしょ！」。ふたりの対決、あんまり見たくないかも。
ご存知、トランプ。「メキシコ移民は強姦犯だ」発言他で諸団体から非難殺到ですが、人気あります、めげていません。ところが、立候補以来、支持率の先頭を走って来たトランプに、最近になって強敵が現れました。
ベン・カーソンです。福音派キリスト教徒が応援。この人は、議員とか州知事じゃなくて元神経外科医。討論会の様子から、非常に知的な印象を受けました。政治信条は、私にはわからないけど。これから学習します。
それでも、討論会のセンターをハッたのは、やっぱりトランプ。「経済を強くする具体策は？」の質問には、「日本やその他の外国に取られちまった仕事を、俺たちのアメリカに戻ーす！」って答えてました。いやよ、トランプさん、私たちの仕事を奪っちゃ。
伸び悩んでいるのがブッシュです。なんとなく華がないんですよね、この人。今回もけっこう発言してるのに、影が薄かった。
討論会でブッシュをやり込めたと評価されたのが、マルコ・ルビオ上院議員（フロリダ州選出）。「あんた、選挙運動ばかりで議会投票を棄権してるでしょ。辞任しなさいよ」と突っかかったブッシュに、「私は、アメリカの将来を考えているんです。低次元の話で、まぜっかえさないでください」とキッパリ。観衆の拍手はルビオに。
いくつかの新聞で評判が良かったのが、ニュージャージー州知事のクリス・クリスティという、ちょっと太ったおじさんでした。確か、この人、3年前のハリケーン・サンディ災害の時、よくテレビに出てきた人だと思う。
それと、右端にちょっといい男がいて気になったです。この人については、いずれじっくり。
次回の共和党大統領候補討論会は、11/10（火）、日本時間の9日（月）。あ、その前の11/7（土）には、人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』にトランプが出演するんだった。見なくちゃ。
